飯田広域消防は、消防組織法第50条の規定による「国有財産等の無償使用」の制度により、令和7年3月から総務省消防庁が保有する小型救助車の無償使用を開始し、阿南消防署に配備しました。 この車両は、小型かつ悪路走破性、登坂能力、資機材積載能力に優れた車両であり、急傾斜地や狭隘な地区で発生した土砂災害や林野火災等において、迅速に救助活動、消火活動を行うことが可能です。 |
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令和7年4月には、小型救助車の納入業者である株式会社ホワイトハウス(愛知県)様の担当者やメカニックの方にお越しいただき、不整地での操縦訓練等を行いました。訓練では、亀裂の入った砂道や急傾斜の不整地、泥状の水路等を走行しましたが、それらをものともせず走破することができ、小型救助車の悪路走破性能の高さを実感しました。 |
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地震や風水害等の災害が発生したとき、この車両の機動力を活かして迅速に現場の情報収集を行うことで、早期に被害状況の把握を行うことも可能となります。飯田広域消防は引き続き小型救助車の操縦訓練等を継続して行い、小型救助車の能力を最大限に活かすことで、各種災害に対する消防活動の充実強化を図ります。 |